雑記帳

趣味のこと

フリップフラッパーズの話

この記事はクソじゃないアニメ Advent Calendarの9日目の記事です。

 

Q.『フリップフラッパーズ』ってなに?

A.2016年秋放送のテレビアニメ。制作はStudio 3Hz。監督:押山清高、キャラデ・総作監:小島崇史、コンセプトアート:tanuって感じです。あと第6話までは謎の役職ストーリーコンセプトとして綾奈ゆにこ氏が携わってたらしいけど、何かしらあったんでしょう、第7話以降は関わってないらしい。

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綾奈ゆにこ氏のツイート

ちょうど3年前の今頃放送か~。劇中で爆死したクソアニメより爆死した『ガーリッシュナンバー』と同期ですね。

フリップフラッパーズ』がいかにしてクソアニメの名をほしいままにしたのか。

第1話から設定もりもり。何をやってるのかわからない。意識高い系アニメ(笑)などと散々な言われようをしていたのが記憶に残りますね。

内容をひとことにまとめれば「誰が何のために何をやってるのかわからないが感覚に強烈なメッセージ性を押し付けてくる」アニメでした。言い換えれば「制作者のオナニー」とかか?異論は認める。

思うに、”誰が何のために何をやってるのかわからない”というのはなかなか受け入れられがたいポイントでしょう。物語の核心であるために意図的にぼんやりとしか表現されていないのですが、いきなり謎かけをされて、「じゃあ答え合わせは最終回ね」と言われて素直に最終回まで視聴する人がどれだけいるかはちょっと疑問です。そもそも深夜アニメにそういうものを求めてる人の方が少ないでしょう。まあ売り上げがそれを物語っているとは思いますが。

あとは主人公の片割れ、パピカの天然が気に障る人もいるかも。かくいう自分もあんま好きくない。

私がフリフラをおすすめするただ3つくらいの理由

とまあここまで散々なネガキャンをしてきたわけですが、個人的にはこのアニメがかなり好きです。ひとつにこのアニメ、よく動きます。途中なんやかんやあって主人公ふたりがスーパーサイヤ人になったりするところとか、まあいろいろあるのですがよく動く。Studio 3Hz、頑張ってんな(彼氏面)。いや、よく動くアニメ、シンプルによくないですか?脳を殺して「女の子がよく動くアニメ」程度に思って1回見てもらってもいいんじゃないかな。

もうひとつ。というのも自分が所謂考察厨のような側面があって勝手にアレコレ考えるのが好きなこともあり、考察の余地しかないこの作品は暇つぶしにうってつけなわけですね。そもそも制作者のオナニーというのも、作品というものは少なからず制作者のオナニーなわけで、個人的にはむしろ制作者が鑑賞者にウケるように作った作品の方が受け入れがたい...。一見ポップにも見える世界観に絶望とか死みたいなものを忍ばせてるのも個人的には高ポイントです。

あと、OPが高まれますね。作詞作曲歌唱ZAQです。主題歌ZAQ本人歌唱の作品、クソアニメになる傾向ある気がするけど気のせいか?EDも空恐ろしい雰囲気とマッチしていて非常によし。

まあdアニメにあるんでよかったら見てやってください。

おわりに

このアニメ、好きなだけに言いたいこともいろいろとあって文章が散らかってしまいました、読みにくくてごめんなさい。そもそも未見の方向けの記事なのにあれやこれや書きすぎてもダメなんですけどね。

さて、ここまで読んでくださった方には感謝を。明日(もう今日ですが)はバーニーにへいさんが『つうかあ!』について書くそうです。震えて眠ります、おやすみなさい。