『帰宅部活動記録』(きたくぶかつどうきろく)は、くろはによる日本の漫画作品。(Wikipediaより)
こんにちは。
今回はクソじゃないアニメ、『帰宅部活動記録』を紹介したいと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです。
はじめに
本記事を作成するまでの経緯としてはこんな感じ。
クソアニメアドベントカレンダーやりてえなぁ(売り上げなどを見るとクソアニメだけど個人的には好きで見ずにクソアニメクソアニメ言われているのはもったいないアニメを紹介するやつ)
— ておりあ (@_theoria) November 16, 2018
え、おもしろそう。でも、あまりクソアニメって見てないんですよね。少し考えてみましたが、私にはやはり『帰宅部活動記録』しかないですね。
概要
さて、この作品は2013年の7月から10月にかけて放送されました。*1
アニメは原作を概ねなぞりつつ、話の流れをなめらかにした感じ?でしょうか。また、アニメーションならではの演出も加わり、原作のポテンシャルを十二分に引き出しているんじゃないかと。音楽を入れられることの優位性を感じる話もあったりします。メタなネタも多いですね、好みは分かれるでしょうが。あ、OPは乙女新党ですよ、解散しちゃいましたけど。
つまりですね、最高に高まれるOP、テンポの良いギャグ、かわいい女の子、ためになる次回予告を兼ね備えたハイブリッドなアニメなんですよね。
なにがいけなかったのか
以上に挙げた点だけ見れば、売れることこそあれ、クソアニメの謗りを受ける作品とは思えません。ここではなぜ売上が振るわなかったのか、考えうる理由を挙げてみたいと思います。
・他のアニメに喰われた(?)
カテ被りで強いアニメがあったかというとそんなこともなさそうだし、まあ無視できるレベルとも考えられるので疑問符付き。
・作画の乱れ
これも個人的には敢えて言うほどでもないかと思いますが、たまに崩れてますね。ED変化とかするから...。
・マーケティングの失敗
太い作品とかだと何か月も前から大々的に広告を打ったりする訳ですが、この作品はその宣伝が弱かったんじゃないかなあと個人的に思っています。PVとかも無かった、よね?
・声優さん棒読み問題
やはりこれが一番大きいと思います。覚えのある方もあるかもしれませんが、放送当時に「声優さんの演技が〜」という感じで一部で話題になったりしていました。実際、木戸衣吹さんを除くメインキャストの4人は当時まだ日ナレ所属の学生さんでしたし、やはり演技が拙い...。このために、所謂”1話切り”や”3話切り”した方も多いのではないかと思います。
脇道に逸れて声優さんの話でもしましょうかね。
花梨役の結名美月さんは長らくお名前を見かけませんでしたが、最近になって釈迦マスで役を手にしたようですし、コンテンツがいい感じに成長すると今後に繋がるのかなあ。*3
クレア役の千本木彩花さんは今や売れっ子といった感じ。『甲鉄城のカバネリ』を皮切りにメインキャラクターを演じること数多。*4
悲しいかな、部長役の(元)小林さん、牡丹役の相内さんとは明暗分かれた感がありますね…。
おわりに
この作品、もちろん序盤から面白いのですが、話数を経るごとに面白さが高まりますので、是非切らずに7話あたりまで見てほしいと思います。そのうち馴致されて棒読みが気持ちよくなってきますしね。円盤の売上が巻数を経るごとに伸びていることを考えても、じわじわと(一部で)人気を高めていたことを窺い知ることができるのではないでしょうか。
先っちょだけでいいから! 先っちょだけならamazonかなんかでタダで見られたと思うから!お願い、見て!
あとがき
記事にするにあたり、調べて初めて知ったのですが、円盤の初動500枚超えてたらしいですね。これではクソアニメとは言えないかもしれません。事ここに至っての看板に偽りあり宣言で本当に申し訳ないですが、クソアニメの紹介は他の方に任せたいと思います。
さて、ここまで読んでくださった方、いるかわかりませんが、どうもありがとうございます。
しかしネタバレをしないように作品紹介をするのは難しいですね。常々思うのですが、中身に触れないように、となると薄い話しかできませんし。もし、未視聴の方に視聴の動機付けをできる記事になっていたら嬉しいんですが。
さて、明日の記事はkumanotetuさんの予定です。たのしみ。